気になるギタリスト10回目。
今更、私がこの方について語る事があるだろうか?と考えもしましたが、避けて通るのもおかしな話かと思い直し今回取り上げるのは、イギリスの偉大なロックバンド「Led Zeppelin」のギタリスト、
「ジミー・ペイジ」です。

1968年のデビュー以来、未だ根強い人気を誇るレッドツェッペリン。
ギタリストであり、ツェッペリン全アルバムのプロデューサーでもあるのがジミー・ペイジです。
昔はよく、ロック三大ギタリストの一人として紹介される、ロックギターの必修科目みたいな存在でした。
多種のオープンチューニングを使い、多彩な音楽的アプローチをした彼。私が、ダドガドチューニングなんて言うものの存在を知ったのも、レッドツェッペリンの楽曲「カシミール」でした。
テルミンを取り入れたパフォーマンスや、特殊な奏法を積極的に取り入れるなど、単なるギタリストの枠に収まりきらない「音楽家」としての一面も、レッドツェッペリンというバンドが世界的成功を収めた大きな要因だと思われます。
そんな彼ですから、多種のギターや楽器を使って居る訳ですけれども、ジミー・ペイジといって思い浮かべるのは、やっぱりレスポールかダブルネックのSG。厚底の靴にベルボトム。そして、かなり長いギターストラップを使用して、低くギターを構えるスタイル。
理屈ではなく、そのビジュアルイメージに憧れたものでした。
レッドツェッペリンⅠを初めて聞いた時、曲が始まった瞬間の「?」と少し聞き進めた頃の「絶句」の落差が物凄かった印象が今でも思い出深いです。
グッド・タイムズ・バッド・タイムズ のイントロからの流れは、頻繁に聞くことが無くなった今でも、頭の中で再生される程、私に強烈な印象を残しました。
レッドツェッペリンの音楽を支えるもう一つの柱が、ドラマーのジョン・ボーナムだと言われているのは有名な話。
彼独特のグルーブ感を求めて、多くのドラマーが影響を受け、研究し続けてきた歴史を考えると、私の様なドラム素人でも何処か強烈に惹きつけられてしまうレッドツェッペリンの楽曲の魅力の一つがそこにもあるのかもしれないなと考えさせられてしまいます。
1980年ジョン・ボーナム事故死の後、「彼なしでのバンド継続は無理」と判断され解散状態に陥った経緯を考えてみても、ジョン・ボーナムというドラマーが如何に稀有の存在であったかをうかがい知る事が出来ます。
ギタリストの前に音楽家であり、名プロデューサーであったジミー・ペイジ。
後のレッドツェッペリン活動再開の折、ジョン・ボーナムの息子、ジェイソン・ボーナムをドラマーに起用したのは、単に親子だったからではない何かを感じさせるものがあります。


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