オレンジ色の悪魔。オーバードライブペダル「DIABLO」で有名なドイツのエフェクターブランド「OKKO」から、新作ペダルが発売になります。
先ず一つ目は、「黒き野獣」とこれまたワイルドなネーミングをされたファズペダル。

OKKO 「BLACK BEAST」ファズ/ディストーションペダルです。
粒の揃ったハーモニックディストーションから荒れたファズトーンまで、幅広いサウンドに対応しているのが売りのペダルです。
ドイツ語で「壊れた・異状」という意味のKAPUTTコントロール(本体左上のつまみ)。
これを調整する事により歪みの倍音構成を変化させる事が可能。
この効果は、GAINを上げる事でより顕著になるそうです。
きめの細かい歪みも、暴れる様なダーティーなサウンドも、これ一台で対応出来ます。
BASSとTREBLE、それぞれのイコライザーはブースト/カットが可能な仕様。
12時の位置でフラットなセッティングになる方式です。
駆動には、9V乾電池が使用可能。もしくは、センターマイナス端子アダプターによる電源供給可能な2電源方式です。
多くのハンドメイドエフェクターと同じく、パーツの選定から制作が始められる「OKKO」製品。
新作「BLACK BEAST」もまた、そのクオリティには信頼がおける物だと思います。
続いてOKKO二つ目の新作は、少し変わったペダルユニット。

VARIABLE INPUT BUFFER。OKKO「V.I.B.」という製品です。
バリアブルインプットバッファーと言われましてもいまいちピンと来ませんが、一般的なバッファーボックスとは一味違う製品の様です。
入力キャパシタンスを変化させるCAPコントロールと入力インピーダンスを変化させるIMPコントロールが搭載されている本機。
バリアブルという製品名が表す様に、それぞれ六段階に設定/コントロール可能になっております。
CAPコントロールは、コンデンサーの値を変える事によって、ピックアップのピークレゾナンスを変化させる機能。
レゾナンスは、音の輪郭やトーンに影響を及ぼす要素。
ピックアップのキャラクターを決める上でも重要視される部分です。
従って公式には「ピックアップを交換したような驚くべき効果」があるとされております。
六段階の調整でどの程度まで変化が及ぶのか、非常に興味が湧く所です。
ピックアップ交換しなくとも、様々なトーンが得られるのであれば、実に使い出のあるアイテムだと考えられます。
IMPコントロールは、10MΩ~10kΩの幅を六段階に設定可能。
入力インピーダンスを調整する事により、ソフトなサウンドからブライトなサウンドまで変化させる事が出来ます。
六段階の設定と言っても、CAPとIMP二つの組み合わせですので、単純に考えても36通りのセッティングが可能と言う事になります。
十分過ぎる程、セッティングへの拘りが発揮出来る仕様と言えるでしょう。
他の歪み系エフェクターと組み合わせても良いですが、是非ともお気に入りのアンプと組み合わせて使いたい様な製品だと思います。

OKKO / Diablo

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