本日は、特に新製品と言う訳ではありませんが、非常に気になるロシア製アンプヘッドを取り上げてみたいと思います。
”あの方”のファンならば、記事タイトルを見た時点で何を取り上げるのか既に分かってしまったとは思います。
そのアンプヘッドとは「Petersburg(ペテルスブルグ) JP-100」です。

Petersburg JP-100 【ヘッドアンプ】【渋谷店展示品】
フルサイズ、シンプルな操作系。
無骨なルックスはまさにロシア産と言った雰囲気満点です。

Petersburg JP-100 【ヘッドアンプ】【渋谷店展示品】
JP-100は、100W出力、4、8、16Ωのスピーカーキャビネットに対応。
プリ管に12AX7 × 3本、パワー管に6L6 × 4本を採用しています。

Petersburg JP-100 【ヘッドアンプ】【渋谷店展示品】
ハイゲイン、多チャンネル化が進む近年のアンプリファイとは一線を画すシンプルなコントロール。
プレゼンスコントロールを加えた4バンドイコライザーにマスター、プリアンプのみ。
MIDI信号によるチャンネル切り替えやコントロール?何それ?と言わんばかりのド直球な作りです。
さて、ある意味クラシカルとも思えるPetersburgアンプに目を付けたお方というのが、誰あろう「
ジミー・ペイジ」その人で御座います。
昔から、ステージ上では”レスポールとマーシャル”というイメージの強いジミー・ペイジですが、近年このPetersburgアンプがステージセットで確認されております。
伝説のギタリストのお眼鏡に適ったアンプリファイという事になるのだと思われます。

最新型アンプに比べれば然程ハイゲインではない本機。
そんなシンプルで良質なサウンドもジミー・ペイジの趣向と合致したのかもしれません。
彼のファンならば大変気になるPetersburg JP-100。
しかし100w。立派なキャビネットも必要ですし、自宅で使うとなるとアッテネーターやダミーロードが必須と考えられるモンスターアンプです。
おいそれとは手の出せない憧れのアンプリファイであります。

Petersburg JP-100 【ヘッドアンプ】【渋谷店展示品】
背面を見ると、我が国での取り扱いを示す”日本エレクトロハーモニクス”社のシールが見えます。
こんなロシア産アンプを日本に持ってきてしまう日本エレハモ社のパワーには頭が下がる思いです。
日本エレクトロハーモニクス社の社長は、今も現役ミュージシャンとして活躍している様なお方。(有名なKiller Guitarsの創設者でもあられます)
こうした方々の努力が、日本の音楽産業を盛り上げて来たのだと言っても過言ではありません。
それはさておき、ジミー・ペイジも何処でこんなアンプを見つけて来たのでしょう?
ミュージシャン仲間や優秀なスタッフにでも紹介されたのでしょうか?
大ベテランとなった今でも理想的な音を求める姿勢。
そんな飽くなき姿勢に、一流ミュージシャンが一流たる凄味、そんなものを感じてしまいます。

Gibson Custom / 2014 Limited Run Mid 60s EDS-1275 Double Neck Heritage Cherry S/N CS404008 

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