イタリアのアンプメーカー「GuruS AMP」が開発した真空管搭載型エコーマシンが日本国内で流通開始されました。

GuruS AMP / Echosex2°《次回入荷未定/予約受付中》
GruS AMP「Echosex2°」は、ヴィンテージディレイユニットの名品、Binson「ECHOREC」を再現したペダルです。
「ECHOREC」は、1960年代のイタリアで開発されたディレイ/エコーユニットで、磁気ディスクの周りを幾つもの再生用ヘッドが取り囲む構造/ディスクエコーと呼ばれる珍しい方式を採用した機器です。
磁気ディスクを物理的に回転させる「ECHOREC」は、当然経年劣化による動作の不均一さ/揺れも産まれます。
そうした動作ロスがまた「ECHOREC」独特の味わいとして珍重される結果となりました。
GruS AMP「Echosex2°」では、この機器の経年劣化を再現するべく”Age of Damage”というパラメーター/コントロールを搭載しました。
ECHOREC独特の”揺らぎ”までをも再現しようとした訳です。

GuruS AMP / Echosex2°《次回入荷未定/予約受付中》
本体中央から覗くのは、厳選された「12Ax7B」真空管。
真空管エコーマシンであるECHORECを何処までも忠実に再現するのに必要な要素です。
緑色に輝く真空管。魔法の目の様な~と表現された、入力信号にあわせて明滅するECHORECの光をも再現されています。
詳細なエコー設定の他、本体右上に搭載された”Volume Echo”コントロールにより、ドライ信号とのミックスコントロールが可能。
本家ECHORECの最長ディレイタイム310msを660msと伸ばす事で活用の幅を広げました。

GuruS AMP / Echosex2°《次回入荷未定/予約受付中》
更に本体右側面にはディップスイッチが配置されており、バイパススイッチが押された時のエコーの挙動(残響を遮断するかしないか)の設定も可能になっています。
ECHOREC実機の機械部品劣化の様子まで研究して作られたと言うGruS AMP「Echosex2°」。
今や状態を維持するのが難しいであろうヴィンテージ機器を、誰でも使い易い形で現代に復刻したその心意気。
しばらく先の未来、今度は「Echosex2°」が名品と謳われる日がくるのかもしれません。

GuruS AMP / Echosex2°

石橋楽器店
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