気になるギタリスト55回目。
毎度、伝説的なベテランギタリストをとり上げる場合が多い”気になるギタリスト”記事ですが、今回は超若手ギタリスト。
超若手と言っても現在31歳のお方。
但し、50代、60代の大ベテランが今もそのシーンを牽引する、”ブルース”というジャンルに於いては、超若手と言えるギタリストであります。
そんな、現在のブルースミュージックを盛り立てる若手・超新星ギタリストが「ゲイリー・クラーク・Jr(ジュニア)」です。

既に来日公演も果たしている彼。
フジロックへの出演などもありましたので、実際に目にした方もいらっしゃるかもしれません。
現在、熱狂的なファンの存在はあれど、大変人気なジャンルとは言いがたいブルースミュージック。
ベテラン勢ひしめくそのジャンルで、若手の「ゲイリー・クラーク・Jr」が紡ぎ出す音楽はと言うと、まさにブルースそのもの。
今、平成のこの時代とは思えぬ、”本物”感漂うブルースミュージックを聞かせてくれます。
彼以外にもブルース界に若手とされるアーティストが居ない訳ではありません。
しかし、往年の名ブルースマン達がその身にまとっている貫禄や空気感を31歳の「ゲイリー・クラーク・Jr」に感じるのは、きっと私だけではないでしょう。
そんな彼は、微かに揺らめくブルースミュージックの火を今、強く明るく照らし出す存在なのかもしれません。
ドライブさせたギターと味のある歌声。
端正な顔立ちもまた、彼が人気アーティストになるべくして産まれて来た様な存在であると思わせてくれます。

10代の頃からライブ活動を行ってきたと言う「ゲイリー・クラーク・Jr」。
2004年頃からインディーズレーベルで作品を残してきてはいたものの、メジャーデビューアルバム「Blak & Blu」が発売されたのは2012年とつい最近の話。
しかし、これ程の逸材ですので、メジャーデビュー前からエリック・クラプトン主催のステージに招かれその腕を見込まれたり、そこから人気女性歌手アリシア・キーズとの共演やミック・ジャガー、ジェフ・ベック、バディ・ガイ等の大物とセッションしてみたりと若手とは思えぬ活躍振りを見せておりました。
私の様な素人でも感じてしまう「ゲイリー・クラーク・Jr」の本物感を、音楽界の大物達が見逃すはずはないという所でしょうか。

ステージでは、Epiphone CasinoやGibson SG、Fender TelecasterやStratocaster等、色々なモデルを使用する彼。
今年、Epiphoneブランドよりデビューアルバム「Blak & Blu」をイメージしたCasinoモデルが発売になりました。
しかし、彼ほどの名手にかかれば機種はどうでも良いと感じさせる素晴らしいギタープレイも「ゲイリー・クラーク・Jr」の魅力です。
まだ「ゲイリー・クラーク・Jr」を聞いたことが無い(特にクラシックロック好きの方には)是非触れて頂きたいアーティストです。
きっとそこには、ジャンルを超えた格好良さを感じられると思います。

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石橋楽器店
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