伝統的な真空管モデルから今流行りのモデリングアンプまで、様々なアンプリファイを取り揃えた有名ブランド「VOX」から、新たに開発されたVET(Virtural Element Technology) 搭載の最新モデリングアンプが発売になります。

VOX / VX II 《7/11発売予定/予約受付中》
新型の目玉となるVET(Virtural Element Technology)とは、従来のモデリング方式とは異なり、オリジナルアンプの回路や電子部品そのものをモデリングする技術なのだそうです。
パワー・アンプ段はFET(電界効果トランジスタ)を搭載したアナログ回路を採用。
「デジタルとアナログの理想的な融合」というキャッチコピーが掲げられております。
アンプ・キャビネットの素材や機構設計にも拘り、最大限の鳴りを実現する工夫が施されています。
豊かなローエンドを実現する独自のバスレフ構造。
本体は、軽量かつ頑丈、音響特性の優れたABS樹脂製。
小型アンプを中心にしばしば見られる様になった樹脂製キャビネット。
小さいサイズの物ならば、従来の木製キャビネットよりも様々な点で優位性を示すと言う事なのでしょう。
本製品もその恩恵を受け、重量約3.8kgとアンプとしては超軽量と言える重さです。
さて、肝心のモデリング部。
”TWEED 4x10”、”BOUTIQUE OD”、”BRIT 800”等、用意されたアンプモデルは11種類。
これに、モジュレーション系四種とディレイ/リバーブ系四種のエフェクトが搭載されています。
こうしたモデリング部もアルゴリズムを刷新し強化されているとの事。
更に、歴史的名曲や著名ギタリストのサウンドをシミュレートしたプリセットプログラムを11種類備えています。(ユーザーエリアは2)
コントロール部は、”GAIN”、”VOLUME”に”BASS”、”TREBLE”の2バンドイコライザー仕様。
ドライブ感を保ったまま音量が下げられる嬉しい機能”POWER LEVEL”コントロールも搭載。

VOX / VXI-SPL 【限定モデル】《7/11発売予定/予約受付中》
今回の新型”VXシリーズ”としては出力の違う2タイプのモデルが発売。
最大出力約15Wの「VX” I ”」と同じく約30Wの「VX” II ”」とがリリースされます。
15WモデルVX Iの発売予定は8月下旬と少し先ですが、本体正面、サイドに赤いラインの入った限定版が先行発売になるようです。

VOX / VX II 《7/11発売予定/予約受付中》
ヘッドホン端子、AUX IN端子、FOOT SW端子を備えるVXアンプ。30WのVX IIモデルにのみUSB端子が搭載されています。
これは、ASIOにも対応するUSBオーディオインターフェイス機能。
オーディオインターフェイス要らずのお得な機能です。
更に30Wモデルには、エディター/ライブラリアン・ソフト「Tone Room」やモデリング・ソフトウェア「
JamVOX III」をバンドル。
出力が大きいモデルと言うだけでなく、付加機能とソフトウェアが付属するというお得感が注目されるところです。
今や真空管、トランジスタと並んで選択肢の一つとされるようになって来たデジタルモデリングアンプ。
これ一台で用が済む便利さにサウンドクォリティの進化。
モデリングアンプは今後益々注目されていく存在になっていくのだと思います。

VOX / V847A ワウペダル

石橋楽器店
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