気になるギタリスト59回目。
先日、驚きの200万円オーバーという
高級リイシューレスポールの話題がありましたので、そちらの元になったギターの(元)持ち主、イギリス人ギタリスト「ピーター・フランプトン」を取り上げてみたいと思います。

イギリスはロンドン出身の「ピーター・ケネス・フランプトン」は、1950年生まれの現在65歳。
昨年、2014年にもニューアルバムを発表する等、現在でも現役を貫くミュージシャンです。

プロとしてのデビューは1960年代後半。
小柄で端正な顔立ちからアイドル的な人気を博す事となります。
しかし、良く有る話ですが、そんなアイドル的な立ち位置に不満をもった彼は当時在籍していたバンドを脱退。
イギリスの代表的なモッズバンド「スモール・フェイセス」の「スティーヴ・マリオット」等と共に「ハンブル・パイ」というバンドを結成。
一時は大変注目された存在でしたが、音楽的な違いにより「ピーター・フランプトン」は後に脱退する事となります。
このころから、有名アーティストのアルバムにギタリストとして参加するようになり、その実力を発揮していきました。
70年代には、発表したライブアルバムが全米1位となるなど、人気実力共に知られる存在となって行きます。

かの「デビッド・ボウイ」と同じ学校の後輩であったという「ピーター・フランプトン」。
1987年には、デヴィッド・ボウイのアルバム「ネヴァー・レット・ミー・ダウン」にギタリストとして参加しています。

アイドルから実力派ギタリストへと変貌を遂げた彼。
「ピーター・フランプトン」というと先ず思い浮かぶのが、「トーキングモジュレイター」のスペシャリストとしての顔。

歌い上げる様にトーキングモジュレイターを使いこなすその姿。
最早”トーキング”ではなく”シンギング”モジュレイターと呼びたくなるほどの見事なパフォーマンスを披露してくれます。

そのトーキングモジュレイターへの拘りは、自ら「Framptone」という製品を生み出す位になっている程です。
幾多のステージで磨かれたその腕は今も健在。
ステージの上で輝き続けるベテランライブ派ギタリストのお一人であると思います。
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