国内ブランド「
One Control」から、新作ペダル並びに限定カラー製品が発表になっています。

One Control / Sea Turquoise Delay 《予約注文/2016年1月上旬発売予定》
一つ目は、2016年1月上旬発売予定の新作ペダル。
「DESIGNED BY BJF」のディレイペダル、One Control 「Sea Turquoise Delay」。
ディレイエフェクトの歩んできた道のりを考えてみると、オイル缶や磁気テープ等、物理的機構を持つ機器から始まり、アナログ素子を使ったものからデジタルチップへと時代によりその姿を変えて来た歴史があります。
それは、高音質化を追求した歴史であったと言い換えられるものですが、そこにビヨン・ユール氏は注目しました。
「かつての技術者たちが夢見たディレイエフェクトとは一体どんなものだったのか」
それを今の技術で再現したらどうなるのか。
そして生み出された本機。
デジタルディレイ以前では存在しなかったクリアなディレイトーンと何処かヴィンテージエコーを思わせる響きを共存させる事に成功しました。
時に目立ち過ぎてしまう明瞭なディレイトーン。
「Sea Turquoise Delay」は、ディレイ音が繰り返される内に徐々に音質が劣化し(公式では”崩壊”という表現を使っています。)やがてローファイなディレイ音へと変わる挙動を見せます。
クリアなサウンド一辺倒ではない、ある意味リアリティのある残響音。
こうしたアイディアを産みだすセンスと実現する技術力の前には、流石の一言しか出て来ません。
「Sea Turquoise Delay」は、電池駆動可能。トゥルーバイパス仕様のペダルです。

続いての新作は、2016年1月中旬発売予定One Control「Little Green Emphaser」。
こちらも「DESIGNED BY BJF」。
そもそもこのペダルは、かつてのビヨン・ユール氏のブランド”BJFE”の伝説的ペダル「Dyna Red Distortion」100台目と200台目のオマケとして特別に制作したペダルなのだそうです。
その後、数台が制作されたそうですが、当然数少ない希少なペダル。
そんなレアなペダルを正式な製品としてリリースするのが「Little Green Emphaser」ブーストペダルになります。
本機は、フルレンジブースターとトレブルブースターを組み合わせ、出来る限りのローノイズを目指して設計された製品であるとの事。
パラレルポット一つのシンプルなコントロールで、フルレンジ/トレブルブースターを絶妙にブレンド。
ギターやアンプ、歪みエフェクトなどが持つ特性を変えること無く、バランスを取り、存在感あるサウンドへと変化させてくれるそうです。
トゥルーバイパス仕様の本機は、エフェクトONにする事により軽いブーストがかかる仕様。
つまり、ブースターと言っても、良く有るクリーンブースターの様に信号をプッシュするだけの品では無く、ブレンドコントロールにより積極的なトーンコントロールを行う目的のペダルなのだ考えられます。
機材特性を生かしつつ、より存在感あるサウンドへ。
ビヨン・ユール氏のサウンドチューニング技術が光るペダルになっている様です。
こちら「Little Green Emphaser」も乾電池駆動に対応しています。
さて、お次は限定カラー製品。
最小、極小サイズの機器、One Control Minimal Seriesから発売されている「Pedal Board Junction Box」の特別カラー製品。

本来はブラックカラーのこの製品。限定カラーはポップな印象。パステルブルーとパステルピンク。

2in/2out仕様のジャンクションボックス。
本機をペダルボードの中に信号の入口出口として組み込めば、ギターを接続する場所とアンプへと出す場所が統合され、セッティングが大変楽になります。
ペダルボード内の整理整頓にも役立つ事間違いなしです。

One Cotrol / Minimal Series Pedal Bord Junction Box Pastel Pink
縁のある箱型のエフェクターボードにも対応するべく、ギターやアンプに繋ぐIn/Outが本体上部に設定されているもの良く考えられた設計。
ジャックやケーブルに負担なく接続可能です。
”ケーブルを繋ぐ場所”として考えれば、目立つパステルカラーに大きな意味が生まれるかもしれません。
更に、多機能プログラマブルスイッチャ―One Control「Chamaeleo Tail Loop MKII」に限定Fairy Pinkカラー製品も登場しています。
今まであまり考えた事がありませんでしたが、ただでさえ見難い足元の機器自体が目立つというのは結構重要な事かもしれないですね。
派手なカラーが「ここにあるよ!」と主張してくれるだけで、なんだか踏み易そうな気がして来ます。
歳をとった(目が弱って来た)せいかもしれませんが。


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